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[] 往々にし取々見かけを嗅ぎ分け、 待ちかねたる触りの良い目の前の、 甘味に溺れ痛い話には耳も傾けない、 大人気ないその妄想、 すら大人気になる状況、 その動向、 この然々全部が気持ち悪い、 ったらありゃしないんですわ、笑
[] え、え、 君にとってはこれが「本当」で、 他は嘘ですか。 それで満たされるんなら、 そこに溺れてくのもいいけどさ。 だけれど、どこまでいってもそれは君の、 吸い上げた記号でできた物語、 君の君による君のための詞書。
[] そういった構造を、 弁えられらないのに、 いつの間にか、 周りの言葉が、 誰かの物語に置き換わって、 「事実」は死んでしまったんだ。
[] (「こちらは、”電監規正東京可搬40” 総務省関東総合通信局です。あなたの発射している電波は、電波法令に違反しています。直ちに電波の発射を中止してください。」)
[] 情報さえ余す所なくキャピタリズム、の対象と化したこの現代は、見えたものだけが全てじゃないが、見えていないものには価値がない。らしい構造、から積み上がっていく口上、その情動、自分に責任すら持てないなら、いい加減黙っとけや、笑
[] はぁ、唯々、低いリテラシー、そこに機械語が歩道を整理し、繋がったその先は正義心や、嫉妬心がのさばるチェンバー。そのベンダーに狭められた、創造性に気づかないまま、考えたつもりになっていた人たちが、この国を壊していた。
[] 嗚呼。もしもコウモリの感情や、どこでもないところからの眺めに、本当にぼくらが触れられたのなら、どんなによかったでしょうか。事実と意見の境界線が、曖昧になっていくその上で、できた解像度の低い何かが、エンターテインメントとして消費されている。
[] クオリアの私秘性が、情報の非対称性が、その隙間を埋める想像と推測が、わたしとあなたの間をねじ込んでいく。そういったものが、日常の生活や、公共の電波や、色々なところに溶け込んで、今日も邪魔をしている。
[] そういった構造を、弁えられらないのに、いつの間にか、平然な顔をして、ただ流れるまま暮らしている、「ぼくら」は死んでしまったんだ。